モントキアラ脱出作戦決行2009/05/01 15:54

Rapid KL
私の住んでいるモントキアラ地区は外国人街なのですが、車がなくては生活することのできない地区です。そういう意味では陸の孤島です。しかし、今まで世界を歩いて来た私としては、公共交通機関が無い訳はないと思い、いろいろと教えていただきました。そし、今日、ついにモントキアラを脱出することに成功しました。
一本となりの通りがJaran Kiara 3(キアラ3番通り)ですが、そこまで歩きます。通りに入ったところに、Garden International School がありますが、この門のあたりでバスが来るのを待ちます。
バスは2種類通っていて、ひとつがRapid KLという赤色のバス、もう一つがMetro Busという白色のバスです。RapidはU7番、Metroは37番がやってきます。今回はRapid KLのU7番で脱出しました。
Rapid KLのバス路線はいくつかにグループ分けしてあり、Uと書いてあるバスはUTAMA(郊外とKL中心地を結ぶ路線)というグループに属します。一度バスに乗ると1日有効の切符をくれて、この切符を持っていれば何回でもUのつくバスに乗ることができます。1回目だけ2リンギ(60円)を料金箱に入れます。前から乗って、後ろからおります。車内でアナウンスなどはありませんし、ぶっ飛ばして急ブレーキをかけますのでスリルとサスペンスを味わえます。
U37番のバスは、Segambutの方角に走っていき、途中KTMのSegambut駅、LRTのTitiwanga駅を通ります。ここで鉄道に乗り換えることもできます。終点はChow kit(チョウキット)です。バス停はJalan Chow kitに曲がったところです。
帰りも同じバス停から乗ります。ただし、今度はTitiwanga駅は通りません。路線はぐるぐる回る形なので、Titiwanga駅から乗った人たちはChow kitで降りずに乗っていれば帰れます。なお、帰りはGarden Int'l Schoolをすぎたあたりで降車ボタンを押せば、プラザモントキアラの前で降ろしてくれます。なお、このバスはその後スリハタマスまで行って戻ってきます。
ちなみに、今日は中華街まで行きました。屋台街を見た後に、セントラルマーケットも訪れました。この話はまたの機会にします。なお、中華街からはB102にのればチョウキットまで戻れます。ちょっと降りる場所が違うので、乗るときに運転手さんにお願いしておいた方がいいと思います。ただし、これはBのバス(Bandar:KL中心地内を結ぶ路線)なので、2リンギ払わなくてはいけません。

写真はRapid KLのU7番のバスと、車内の様子です。

Lake Titiwangsa2009/05/01 23:53

Lake Titiwangsa
ティティワングサ湖(LakeTitiwwangsa)はKLの大濠公園みたいな場所です。町の北の外れに位置していて、湖の周りが公園になっています。市民の憩いの場であり、デートスポットです。
ここから見る夜景がきれいであると地球の歩き方に書いてありましたので、写真を撮りにいきました。ツインタワーがきれいに見えますが、残念ながら下の部分が森に隠れて見えません。また、写真に撮れば湖面に映る明かりがきれいに見えますが、目で見てもそれほどはっきりとは見えません。
夜にいくと、周囲の道路の環境がよくありません。若者がたむろしていて、バイクで暴走しているのも見かけます。公園の中はそれほどでもありませんが。

写真はカメラを三脚に固定してスローシャッターをきったものです。ちょうど噴水があがりましたので、少し広角ぎみにしてみました。

TOYOTA ATENZA2009/05/02 14:18

TOYOTA ATENZA
そういえば車を買いました。こちらではどうしても仕事で車が必要とのことで購入することになりました。しかも新車です。
マレーシアの国産車はプロトンとプロデュアの2社が作っています。私はプロデュアのMyViが好きです。プロトンのSAGAという車も大人気だそうです。ところが私の場合は子供が3人もいるので3列シートを探しました。行き着いたのがトヨタのアテンザです。
こちらでは日本車がとても高いです。だから、カローラがでかい態度で道を走っています。ただ、アテンザはそれほど高くありませんでした。プロデュアのMyViが5万リンギくらいに対して、アテンザが6万リンギです。180万円弱というところです。それでも高いので、一番グレードの低いのにしました。1300CCのマニュアルです。
形は日本のホンダのフリードに似ていて、一回り小さいです。スライドドアではありません。こちらのプロデュアの工場で作っているそうです。ただ、1300で3列シートは無茶です。やっぱり坂道ではパワー不足がありますが、マニュアルなので、ギアダウンすれば何とかなります。少しの間だけしか乗らないので、我慢しようと思います。つくりは悪いし、ちゃっちいですね。考えられないほどラフに作られています。まぁ、これもお国柄なんでしょう。続きはまたいつかドライブに行ったときに書きます。

ブタインフルエンザ2009/05/05 23:33

K.Selangorへ
メキシコやアメリカのブタインフルエンザの流行が大問題になっていますね。日本の私の所属先からも電話で健康状況の問い合わせがあったほどです。
こちらはというと、何もありません。ただ、不安な気持ちもあります。いざというときに、ここを脱出できるのか、それまでに何日自分で持ちこたえればいいのか、いろいろと考えてしまいます。日本から持って来ているインフルエンザ用のマスクを使わずにすんで欲しいなと思うばかりです。

職場の管理職からは次のような指示がありました。
1 マスクを用意しておくこと
2 食料を備蓄しておくこと
3 現金をキャッシュで用意しておくこと
たしかに、2と3はインフルエンザ以外でも必要な場合があります。天災が起こることもあるでしょうし、暴動が起こることもあるでしょうし、もしかすると経済が混乱することもあるかもしれません。
このような話を聞くと、海外にいるということをもう一度認識して、気を引き締めないといけないなと思いました。

いずれにしても、こちらはいたって平穏ですし、みんな元気です。(ゴールデンウィークが無いのが少し悔しいですが。)

写真はクアラルンプルから西の方へドライブに行ったときのものです。クアラセランゴールというところへ続く国道沿いの景色です。右側がヤシ畑、左側はプランテーションです。一歩外へ踏み出すと、マレーシアってこんなところなんですね。

AAJ2009/05/09 23:23

AAJスタッフ
そろそろ、仕事の話も紹介しましょう。
AAJのことについては4月17日に書いていますので、それを見てくださいね。
写真はAAJの職員の集合写真です。日本人のスタッフと、現地のスタッフが一緒になって教育にあたります。また、日本から派遣されているスタッフは、所属が2カ所の機関に分かれます。ひとつは日本語科の先生たちで、国際交流基金が派遣元です。もう一つは私たち教科教員で文部科学省が派遣元です。また、私たちは県立学校の職員ですので、各県教育委員会とも関係があります。また、日本人の中には、現地在住で、マラヤ大学に直に雇用されている方もおられます。
AAJのコースは2年間で、半年ごとにセメスターI、II、III、IVと学期に分けられています。セメIでは日本語を集中的に学び、教科に関しては現地のスタッフがマレー語で授業を行います。私たちの出番はセメIIからで、数学、物理、化学を教えます。最終目標は、EJUという試験で、文部科学省が実施する「日本留学試験」に合格させることです。EJUは、年2回、6月と11月に実施されるのですが、学生が最終的に突破しないといけないのは11月の試験です。
だから、賞味1年間で高校3年分の学習内容を学ばなければならないのです。相当大変です。
授業は毎日8時間実施されます。また、8時限目が終わった後は毎日補講が計画されています。正規の授業でも、2時間や3時間続きで同じ科目を学ぶ日課表になっています。始業は朝8時、8時限目が終わるのが夕方5時で、補講はいつも長引きますので、下校できるのは7時前になります。学生は全員が尞で生活していて、帰寮後はたっぷりだされた宿題をやらなくてはなりません。しかも、基本的に授業も、テキストも、プリントも日本語ですのです。
なお、成績が悪くてある基準を満たさなくなると、退学になります。学費の全額を国から負担されているとはいえ、彼らの苦労をみていると、頭が下がる思いです。
私たちも、相当な覚悟と責任を持って、彼らの指導にあたらなくてはなりません。

ブログですので、個人情報をかってに持ち出すことはできません。写真も解像度を相当おとしています。ご容赦ください。

授業風景2009/05/10 23:49

授業風景
昨日に引き続き、AAJについて紹介しましょう。
写真は授業の風景です。黒板ではなくホワイトボードであること、教室の雰囲気がちがうことをのぞけば、日本の授業風景と変わりません。ちなみに、クーラーはがんがんに効いています。
ちょっとびっくりしたのは、机が2人ずつくっつけて配置されているところです。普通、中学校や高校では机は一人ずつ離して並べますが、ここでは小学校のような並べ方です。
また、イスラム教の習慣から、男女が分かれて座ります。
制服はありませんが、ドレスコードは厳格に決められています。というのも、マラヤ大学というのはマレーシアで最も権威のある大学で、その一員であることに誇りと責任を持たなくてはならないからです。これはスタッフも同じです。男性はネクタイを着用しなくてはなりませんし、女性の学生は頭にスカーフ(トドンといいます)をかぶらなくてはなりません。これはたとえイスラム教の信者でなくても同じです。
授業の始め方も少し違います。こんなふうです。
1 起立
2 先生よろしくお願いします。
3 イスラム教のお祈り
4 着席
お祈りの間は、私たちは静かに待つことになります。授業の最後は「先生、ありがとうございました」のあいさつがあります。
授業の反応はすごくいいですね。素朴に素直な反応がありますし、できる人もできない人もベストを尽くそうとしてくれます。また、笑ったり、お互いをたたえたり、時には拍手や歓声が上がったり、日本の生徒も見習ってほしいなぁと思うこともたくさんあります。
ここではチャイムが鳴りません。だから、時計を気にしておかないと、エンドレスで授業をしてしまいます。たとえそうなっても、学生は嫌な顔ひとつせず、真剣に取り組んでくれるのです。
ただ、やっぱりホワイトボードの授業は慣れません。黒板が恋しくなっている今日この頃です。

Gateway to Japan2009/05/11 22:04

AAJの屋根
AAJというのはマレー語の略称で、英語ではGateway to Japanの意味になります。実際には校舎のことをさす言葉だそうです。ここに通っている学生は、日本留学特別コースというものに在籍しているとのことです。
あまり自信なさげに書きましたが、実際私もあまり区別がついていません。まぁ、本質にはあまり影響しませんが。
さて、そのAAJの施設ですが、写真はある一角を写した風景です。暑い国ですので、もちろん外廊下です。というか、軒下が通路になっています。屋根は瓦葺きで、日本の家屋をデザインした物です。ただし、日本の施設と比較すると、かなりつくりが雑ですし、いろんなところがぼろぼろです。でもここが、マレーシアを代表する教育を行っている機関なのです。大講義室もありますし、ちいさなセミナールームもあります。基本的には1学年5クラスで授業を行っています。
学生の定員は1学年160名です。ところが、ここ数年は定員を大幅に割り込んでいる状況です。1学年120名程度といったところです。
この校舎には様々な歴史があります。記念プレートや、記念植樹がたくさんあります。日本の皇族がこられたこともあるそうですし、や有名な政治家も多くおとずれています。

ABC2009/05/12 22:58

ABC
アイル(水)、バトゥ(石)、チャンプル(混ぜる)でABCです。airでエアーではなく、アイルと読んで、こちらでは水のことです。だから、あいる・バトゥで氷の意味になります。よってABCはマレーシアのかき氷です。
見た目は日本のと一緒でしょ。でも、下の方に、トウモロコシが入っています。何とも難しい味がします。かき氷の機械が悪いらしく、「かき」ではなく「砕き」くらいでした。

写真はチャイナタウンのフードコートにて。

i KAD2009/05/13 15:52

IMMGRATION OF MALAYSIA
i KADというのは、こちらに住んでいて、大学で働いていますよというのを証明してくれるカードのことです。金色をしていて、いろんなところに顔の写真が印刷されています。(偽造防止のため)いわゆる外国人登録証です。
今日、移民局にi KADをつくりにいきました。プトラジャヤというところにあります。実はプトラジャヤというところが、政府機関の中枢なのです。計画都市で、本当にきれいな場所でした。ここだけ写真に写したら、マレーシアとは思わないでしょう。プトラジャヤの写真はまたも機会に。

で、この写真はイミグレーション(移民局)のカウンターです。こんなところを撮影したらおこられるかもしれないとびくびくしながら写しました。

トヨタの工場2009/05/14 22:48

7月にAAJで日本企業訪問をするので、その打ち合わせに行ってきました。英語での打ち合わせで冷や汗がでました。
打ち合わせ後、ラインを見学させていただいたのですが、実に面白かったです。昨年、福岡のトヨタを見学しましたが、そのときはライン上に設置された遊歩道を通るだけでした。しかし、マレーシアでは実際にラインのそばを歩かせていただけました。また、塗装をしているラインも外から窓越しに見学することができました。とても面白かったです。
こちらの学生は車に関して興味が高いです。多くのAAJ学生が車の設計や製造にあこがれています。見に来るときっと喜ぶだろうなと思いました。
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