3月のこと2010/04/26 23:42

久しぶりに更新します。実に2ヶ月ぶりです。この間何をしていたのかと言いますと,ちょっと忙しすぎてブログのことが頭から消えていた訳です。
それで,いままでのことをすこしだけ書きます。

今日は3月までのことです。

RPKJ27修了式

AAJで学んだRPKJ(日本留学特別コース)27期生は2年間の締めくくりの時期でした。2月9日には修了式が大学の大ホールで行われました。私はクラスの担任でしたので,呼名をしなくてはなりませんでした。しかも彼らの本名をマレー語で読みます。日本で何度も卒業式の呼名はしましたが,これほど緊張した呼名は初めてでした。日本の卒業式と雰囲気は全く違って,だれもが明るい笑顔でしたし,家族の人たちは写真をバシバシ撮っておられました。

修了式が終わると,学生たちは私たちから離れます。今度はJPAというマレーシアの機関が日本留学に向けての指導をするわけです。

KLIA見送り
そして,3月21日と22日の2日間に分かれて日本へ旅立って行きました。最後に航空券やパスポートを渡すのはJPAの人たちの仕事です。私たちは,遠くから彼らを見送りました。自分で渡せたら嬉しいのに,ちょっと寂しい思いです。この日の彼らの顔は,半分の笑顔と,半分の不安な顔でした。一家総出での見送りで,KLIA(KL国際空港)はいつになくにぎやかでした。

このころと前後して,私たちと共に仕事をした先生方が日本へ帰国されて行きました。半分の先生が帰国です。日ごとに寂しくなっていきました。

一方で,新規に着任される先生たちを迎える準備が急ピッチで進められました。これがマレーシアの壁に阻まれてなかなか進まないのです。去年と書類が変わっていたり,お願いしたことが忘れられてたり。待てど暮らせど返事が来なかったり。民間の会社も,公の機関もこちらではゆったり仕事が流れるのです。昨年もこうやって私たちをサポートしてもらったのだと改めて感謝しました。

バリ島へ2010/04/27 00:10

3月のこと,第2弾は旅行です。

ウブド
3月の休みを利用してバリ島まで行ってきました。バリ島は大観光地ですね。いろんな国からいろんな形態の旅行者がいます。私はウブドでホームスティ(安い民宿に宿泊)して,その後サヌールのリゾートホテルに泊まりました。私としてはホームスティの方が好きですが,子供はビーチサイドで泳ぎたいのですから,このような形になるのです。

で,上の写真はウブドから車で少し北上した所です。本当に美しい棚田が広がっていました。ただ,バリはどこに行っても物売りがしつこくついてきます。まぁ,これが生活文化ですから文句を言ってもしょうがないのですが,せっかくきれいな風景なのに,ちょっと嫌になります。


ケチャ

これがケチャの様子です。実はこのケチャを見たくてバリに行きました。大学時代に助手の先生から,ケチャのCDをお借りして,そのとき以来,一目見たいと思っていたのです。ただ,私が見たのは観光客向けに作られた会場で,観光客向けにショーアップしたものでしたので,ちょっとがっかりしました。カエルや虫がないている月夜の寺院で,幻想的にトランス状態に入って行く儀式を想像していたのです。また次回によく調べて挑戦したいと思います。

バリ島はバリ語をしゃべるのですが,インドネシア語でも大丈夫です。インドネシア語とマレー語は似ているので,私もマレー語で挑戦しました。でも,微妙に違うんですね。一番通じなかったのは,Teh O Ais(テオアイス)です。これはミルクなしのアイスティーの意味なんですが,どうやらインドネシアでは違うようです。

バリ島旅行でもう一つ苦言。入国のためにビザが必要で,入国審査の手前で購入しなくてはなりません。これが高すぎです。一人25USドルです。さらに長蛇の列で,時間がかかります。さらに,出国時には出国税を払わなくてはなりません。一人15万ルピア(1500円)です。5人家族の私たちは,これだけでお金がなくなりました。

でも,今回は往復マレーシア航空でしたので,機内食やドリンクが出ました。赤ちゃん用のベッド(バシネット)も用意してもらえました。子供たちは大はしゃぎで,もうAirAsiaにはのらないと言っています。困ったなぁ。

新学期2010/04/28 00:31

今日は4月のことを書きます。

4月のはじめには,私たちAAJの日本人教師団に新しいスタッフが着任されました。同じような不安を抱えながら来馬したときのことを思い出します。新しい先生たちに負けない様にがんばらないといけませんね。


KLIAの滝
で,突然この写真ですが,どこだかわかりますか。実はKLIAの搭乗ゲートのすぐそばにある室内公園です。この辺りは,出発のときも,到着のときも先をいそいで通りますので,気がつかないことも多いですね。

話は戻して......
AAJでは新しい学年がはじまりました。もうすぐ新しい1年生(29期生)もやってきます。また新たな挑戦のはじまりですね。


運転免許証2010/04/29 20:23

マレーシアで自動車の運転をしていますが,今までは日本の国際免許証を使っていました。国際免許証は有効期間が1年間ですので,3月の終わりに免許証をマレーシアの物に切り替える手続きをしました。

まず,日本国大使館に日本の免許証とパスポートを持って,免許の翻訳をお願いします。次の日に,免許の英訳文が出来上がりますので,手数料RM70をもって受け取りに行きます。

次に,JPJ(日本でいう運輸局のようなところ)に,日本の免許証やパスポートのコピーと本物,それに英訳文を持って申請に行きます。写真が1枚必要です。(必要な大きさに合わせて担当の人が切ってくれます。)マレー語で書かれた申請書に記入するのが大変ですが,必要書類と発行手数料を払えば,その場で発行してもらえました。手数料は1年でRM30です。5年有効まで選択できて,費用は単に倍にするだけです。

マレーシアの運転免許証は,名刺サイズのカードに写真を貼り付け,フィルムでパウチしたもので,レンタル屋さんの会員証みたいにちゃっちいです。

でも,これで現地の運転免許証で運転するようになりました。ちなみに,この日,ついでにマレーシアの国際免許証も取得しました。1年間有効でRM150です。もしかしたら(あたりまえの話かもしれませんが)この国際免許証で,日本で運転できると思います。まぁ,マレーシアの国際免許証で日本で運転しなくても,日本の免許証がありますから,それでいいのですが。ちょっと複雑な思いです。

KL周辺には2か所のJPJがあります。私はシャーアラムのJPJに行きました。免許の申請窓口はすいていましたから,すぐに手続きができました。

新入生の発表会2010/04/30 23:26

発表会
この1週間でAAJには新しい学生が登録にやってきました。これから,決して楽ではない日本留学特別コースに入学し,日本へ留学しようとやる気に満ちあふれています。
私たち教科教員が,この新入生の授業を受け持つのは半年後ですが,今晩,彼らが寮の舞台で小さいグループに分かれて発表会をするということで,それを見に行きました。
彼らのプレゼンテーション能力はすばらしいです。出会ってたった数日の仲間と,数日の準備時間で,合唱,ダンス,寸劇,詩の朗読,音楽演奏までやってしまうのです。しかも,堂々と。日本の高校生ではこうはいきません。やはり,マレーシアの今までの教育の成果でしょう。日本も見習うべき点です。
私たちも,大きな声で笑いましたし,盛大な拍手も送りました。

そういえば,ホールの設備もすばらしい。寮のホールなのに,ホリゾントライトこそないものの,ピンスポ,シーリング,フロントなどあるべき所にあるべき照明がつってありますし,マイクやスピーカーなどの音響装置もしっかりしています。また,ロスコマシーンも2代ありますし,オートで動作するライトやレーザーまであります。専属の技術者もいるんです。

いろいろびっくりしましたが,2年後彼らが日本への切符を手にできるように,しっかり応援して行きたいと思います。
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